平成25年3月14日(木)~15日(金)に、バイオマスタウン真庭、大型放射光施設「SPring-8(スプリングエイト)」を小菅会長はじめ19名が視察しました。
初日は、社団法人真庭観光連盟主催のバイオマスツアーに参加し、真庭市内の施設3箇所を視察しました。銘建工業株式会社では、化石燃料の代替燃料として注目されている木質ペレットの製造現場と国内では珍しい木質専焼のバイオマス発電施設を視察しました。バイオマス発電によって同工場内のエネルギーをまかない、余った電力を販売しているとのことでした。真庭バイオマス集積基地では、建築材に向かない木をチップ化している施設、真庭市役所本庁舎ではバイオマスボイラ施設を視察しました。
真庭市はバイオマス資源の地域内循環、地域内流通等の様々な取り組みを通じて、地域の活性化と社会循環型のモデルタウンとして社会に貢献していました。
翌日は、播磨科学公園都市内に位置する大型放射光施設「SPring-8(スプリングエイト)」とX線自由電子レーザー施設「SACLA(さくら)」を視察しました。「SPring-8」は、太陽の100億倍もの明るさに達する「放射光」という光を使って、物質の原子・分子レベルでの形や機能を調べる施設として活用されており、「SACLA」は、「SPring-8」の10億倍の明るさのX線のレーザーを発生させて、それを使って物質の極めて早い動きや変化の仕組みを原子レベルで解明する研究施設でした。
両施設では、地理的強みを生かして連携利用を推進する実験・研究がされており、日本の新しい科学の可能性を知ることができました。
平成25年年2月15日(金)、アスト津において、「第8回役員懇話会」が開催され、小菅会長はじめ役員27名が参加しました。
当日は、(財)日本エネルギー経済研究所常務理事で首席研究員の小山堅氏に、「国際エネルギー情勢と日本の課題」と題して講演いただきました。
小山氏は、アジアを中心に増大する世界のエネルギー需要とその影響などを説明し、「東日本大震災・原子力発電所事故をどう対応するかが課題、新政権で経済の立てなおしにはエネルギーをどうするかという問題がある。
中長期問題に関して、冷静で客観的な議論と対応策が重要」と話しました。
平成24年12月13日(木)に、運営幹事等6名が中部電力㈱の太陽光発電「メガソーラーたけとよ」と併設する「武豊火力発電所」を視察しました。
当日は中部電力㈱武豊火力発電所の永崎所長から太陽光発電はクリーンな発電ではありますが、雨の日や夜は発電容量が変動する等不安定な発電である旨の説明を受けました。
平成24年10月1日(月)、ホテルグリーンパーク津において「第7回役員懇話会」が開催され34名の役員に参加いただき、中部経済産業局 資源エネルギー環境部 電源開発調整官 松岡 孝 氏「エネルギー政策の見直しについて」と題して、講演しました。
平成24年7月23日(月)~24日(火)に、〝防災対策″をテーマに中部電力(株)浜岡力発電所、静岡県地震防災センター、中部電力(株)東清水市変電所を小菅会長をはじめ26名が視察しました。
初日は、浜岡砂丘(御前崎市)と浜岡原子力発電所を視察しました。原子力館では、展望台より浜岡原子力発電所の全景を見ながら、津波対策工事の概要説明を受けました。その後館内にある実物大の防波堤模型を前に説明を受けました。
東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故の調査や、中央防災会議の検討から浜岡原子力発電所は、津波対策が考えられ工事がすすめられていました。
防波壁を目の前に、津波による発電所敷地内への浸水防止の役割を確認し、また、仮に津波が防波壁を超えた場合でも、海水冷却維持と建屋内浸水防止、緊急時の対策の強化として、確実かつ安全に原子炉の安定した冷温停止状態に導く仕組みの説明を受けました。
また、原子力研修センターや、3号機の海水系ポンプ防水壁、緊急対策所なども見学し、本年12月の完了を目標に全力で津波対策工事がすすめられていることを知ることができました。
翌日は、静岡県地震防災センターと東清水変電所を見学し、2日間で防災対策の理解の向上をはかりました。