令和元年5月1日
「21世紀のエネルギーを考える会・みえ」インフォメーション
吹く風が心地よく、過ごしやすい季節になりましたね。
太陽光や風力など再生可能エネルギーは、温室効果ガスを排出せず、エネルギー資源の乏しい日本の純国産エネルギーとして重要であり、発電した電気を国が定める価格で一定期間、電気事業者が買い取る「固定価格買取制度」が2012年に導入以降、一躍、エネルギーのヒーローになりました。
石油、天然ガスなど、私たちの生活を支えるエネルギー資源は、大半が海外頼みで、昭和、平成と過ぎた時代において、エネルギーの確保に奔走してきた日本にとって、晴れた日に浴びる太陽や木々を揺らす風がエネルギーになれば、こんなにありがたいことはありません。
しかし、再生可能エネルギーにも、まだまだ課題はあります。
資源エネルギー庁のエネルギー白書によると、太陽光発電は爆発的に増加し、2016年度末で4,229万kWの設備を誇りますが、天候次第の「気分屋さん」であり、実際に働いているのは約14%程度、結局、休んでいる部分を火力発電がフォローしており、自立した電源とは言いがたいのが現状です。
それに、私たちの家計への負担も問題です。再生可能エネルギーのコストは高く、電力会社は事業者から政府が定めた一定価格で買い取り、電気料金に上乗せされるため、私たち国民の負担が大きいものになっています。
このように、一面から見ると、エネルギーのヒーローのように言われる再生可能エネルギーもデメリットはあり、天然ガスや石炭など他のエネルギーも、メリットもあればデメリットもあります。エネルギーを考えるときに重要なポイントの一つが、メリット、デメリットすべてを考えることです。デメリットばかりを見ても、資源の少ない日本の現状はまったく変わりません。
どのようにうまく組み合わせれば、私たちが幸せに暮らすためのエネルギーを確実に得られるのか、そういう視点でエネルギーを考えてみませんか?
「21世紀のエネルギーを考える会・みえ」では、低炭素社会実現にむけて、エネルギーや環境問題について、一緒に考えて頂ける会員を募集しています。
会員登録して頂いた方には、講演会や見学会など、様々な事業のご案内をさせて頂きます。
会員登録は無料です。
「会員登録」について、詳しくは、こちらをご覧ください。
- このメッセージはレディオキューブ(三重エフエム放送株式会社)にて下記の時間帯で放送しております。
・「READY!」(毎週月曜日 8:25~8:27)
・「EVENINGCOASTER」(毎週木曜日 17:48~17:50)