令和7年3月1日
「21世紀のエネルギーを考える会・みえ」インフォメーション
春が待ち遠しい季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
皆さんは、日本のエネルギー政策の基本的な考え方である「S+3E」(エスプラススリーイー)をご存知ですか。
今、世界情勢の変化や自然災害の激甚化などによって、電力不足や電気料金の高騰などが私たちの生活にも大きな影響を与えていますよね。このような背景には、日本が抱えるエネルギー問題があります。
それは、化石資源に恵まれず、そのほとんどが海外に依存しておりエネルギー自給率が極めて低い水準にあることです。
そこで、このような問題を解決するため、エネルギー政策の基本方針として示されているのが、「S+3E」です。
「S+3E」とは「安全性」を大前提として、「安定供給」「経済効率性」「環境適合性」を同時に実現する考え方です。
国内では今後、AI化によるデータセンターの拡大や半導体需要の増加に伴い、電力需要増加が見込まれことが予想されます。それに見合った脱炭素電源を確保することが課題となってきます。
また、エネルギー政策の方向性を決める「第7次エネルギー基本計画」が閣議決定され、再生可能エネルギー、原子力などエネルギー安全保障に寄与し、脱炭素効果の高い電源を最大限活用することが示されました。
このため、日本では「S+3E」を基本に、再生可能エネルギーや原子力発電、火力発電などの多様なエネルギーをその特性を活かして組み合わせる、最適なエネルギーミックスを実現することが重要となります。
21世紀のエネルギーを考える会・みえでは、各地で開催いたします講演会などを通じて国のエネルギー・環境政策について、県民の皆様に対して啓発活動を実施していますので、ぜひご参加いただきエネルギー・環境のことについて考えてみてください。
「21世紀のエネルギーを考える会・みえ」インフォメーションでした。
- このメッセージはレディオキューブ(三重エフエム放送株式会社)にて下記の時間帯で放送しております。
・「Pick up On Mie ~POMie!(ポミー)~」(毎週月曜日 8:25~8:27)
・「ゲツモク!」(毎週木曜日 17:48~17:50)