令和6年10月1日
「21世紀のエネルギーを考える会・みえ」インフォメーション
秋の気配を感じられるようになりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今月は日本のエネルギー事情についてお話しましょう。
エネルギーは、私たちの生活や経済活動を支える基盤ですが、日本は、石油や天然ガスなどの化石資源に乏しく、エネルギー自給率は、13%と先進国の中でも極めて低く、そのほとんどを海外から輸入しています。
このため、日本のエネルギー政策を考える上で、安全性を大前提として、エネルギーの安定的な供給、経済性の確保、そして環境との調和である「S+3E」の達成が重要です。
世界のエネルギーを取り巻く情勢は、ロシアのウクライナ侵攻やイスラエル・パレスチナ情勢の悪化を始め、大きな影響を与える事象が次々と発生し変化しています。
これらは、限られたエネルギー資源の獲得競争などを引き起こし、エネルギーの殆どを海外に依存する日本のエネルギー安全保障にも大きな影響を与えています。
一方で、気候変動への対応も大きな課題となっており、国内では脱炭素社会の実現に向けて、太陽光や風力など再生可能エネルギーなどの導入が進んでいます。しかし、自然の力を利用するため、天候等に左右されることもあり、電力の安定供給面では、まだまだ多くの課題があります。
このため、周囲を海で囲まれ、化石燃料にも恵まれない日本では、再生可能エネルギーの導入を進めながら、火力、原子力など、それぞれの特徴を最大限に活用した「エネルギーミックス」を進めていくことが重要です。
そこで、「21世紀のエネルギーを考える会・みえ」が実施するエネルギー事情や環境問題について考える講演会や見学会にお気軽に参加いただき、将来の日本のエネルギーのことや地球温暖化を始めとする環境について、私たちと一緒に考えてみませんか。
詳しくはホームページをご覧ください。
「21世紀のエネルギーを考える会・みえ」インフォメーションでした。
- このメッセージはレディオキューブ(三重エフエム放送株式会社)にて下記の時間帯で放送しております。
・「Pick up On Mie ~POMie!(ポミー)~」(毎週月曜日 8:25~8:27)
・「ゲツモク!」(毎週木曜日 17:48~17:50)