令和5年11月1日
「21世紀のエネルギーを考える会・みえ」インフォメーション
吹く風も少しずつ冷たく感じ、温かい食べ物が恋しくなりますね。
スーパーの店頭では、様々な食品が並んでいますが、10月からは「値上げの秋」と言われるように、あらゆる食品価格が値上げとなりました。
これは、ウクライナ情勢による小麦や油脂などの原材料価格の高騰や、原油価格の上昇などに加えて、円安による輸入コストの影響によるもので、食料自給率が低く、原材料を含め、その多くを海外からの輸入に頼っている日本では、家計に大きな負担となっています。
このことは、エネルギー分野でも同じで、エネルギー自給率が約13%と極めて低い水準である日本では、化石エネルギーのほとんどを輸入に頼っています。ウクライナ情勢の影響による世界的な資源獲得競争などにより、日本のエネルギー安全保障をめぐる環境は厳しさを増しています。
資源小国である日本では、自然エネルギーである太陽光や風力などの再生可能エネルギーの導入を進めていますが、天候などに左右されやすく安定供給に不安があります。
このため、安全性を大前提に「安定的に」「経済的に」「環境に優しく」の視点から、再生可能エネルギー、火力、原子力など、その特性を活かした「最適なエネルギーミックス」を実現することが重要です。
私たちの将来のために、エネルギーを始めとする様々な分野で、海外に依存している現状を理解し、これから何をすべきなのかを、もう一度考えてみませんか。
「21世紀のエネルギーを考える会・みえ」インフォメーションでした。
- このメッセージはレディオキューブ(三重エフエム放送株式会社)にて下記の時間帯で放送しております。
・「READY!」(毎週月曜日 8:25~8:27)
・「EVENINGCOASTER」(毎週木曜日 17:48~17:50)